紙を貼るには大まかに二つの方法があります。
一つ目は、紙全体に糊をつける(べた貼り)方法です。
二つ目は紙の所々に糊をつけ紙を浮かせて貼る(袋貼り)方法です。
二つの貼り方にはそれぞれ長所、短所があります。
べた貼りの長所は
誰でも気軽に貼れること!
気にならなければ剥がさず、重ねて貼り替えができること!
短所は
貼り替えのとき(どうしても汚れて剥がさないといけない時は)剥ぐのが大変。
紙があまり呼吸しない。
シミがでやすい。
など
袋貼りの長所は
全体に糊が付いてないため紙が伸び縮みし湿気を吸収すること。
(よく言われる紙の呼吸のこと)
立体感がでやすい!などなど!
短所は
表具屋さんに頼む為、べた貼りより貼るのに多少お金がかかる。
紙漉思考室では,予算にもよりますがせっかく貼るなら袋貼りをお勧めします!
同じ紙でも貼る人がうまいと紙の表情が変わります。
今年に入り良い表具師さんを
前崎君を通じて紹介して頂きました。
奈良で表具の修行をされて、福岡に帰ってこられた女性の方です。
彼女に紙の貼り方を相談すると色々な貼り方を提案してくれます。
壁紙の表現が広がります!!!
まだまだ今からですが、貼る紙の可能性をひろげていきたいと思います。