毎年この時期にホームセンターで特設の障子のコーナーを見ると年末を実感します。自分が小さい頃の年末、障子の張り替えを見ていました。もちろん手伝いにはならず、古くなった障子を破いて遊んだだけですが楽しい思い出です。しかし今ではその障子を張る建具が家の中にない家も多いと思います。障子の紙を作りながら障子の良さをさらに再確認できたのは昨年リノベーションした我が家。
ガラスの建具が入っていた所に太鼓張りの障子の建具に変えました。太鼓張りとは建具の桟の両面に和紙を張るやり方です。そうすることにより空気の層ができ室内の温度が下がりにくいのです。山の上の我が家ではびっくりするほど実感できました!そして太鼓張りから入ってくる光は何だか優しく影も何だか・・・。
雲がない時に光が差すと
光の差し方で変わる障子。シンプルで落ち着きます。
この張っている紙を近くで見ると
また紙の表情が違います。
紙漉思考室の障子の紙のサイズは940mm×640mmとなっております。
一般的な障子の建具なら2.5枚~3枚使用し紙の値段は税込み一枚630円~となっております。今年の年末意外と楽しい障子の張り替えいかがでしょうか?
特注の建具や京間に関しては枚数が変わりますのでご相談ください。