紙漉思考室で純粋な昔からの紙作りは勿論、その技術を生かしてこんな紙も対応いたします。
これをなぜ和紙でする必要が・・・と思う方は多いと思います。
自分が作っていなかったら私もきっとそう思います。笑
普通に見ると和紙に見えるけど電気を消すと・・・。
自分でも以前ブログでお話していた紙のこと
http://kamishikou.exblog.jp/11879738/
その紙は光る和紙です。
光る和紙を作るきっかけになったのはこの土入り和紙でした。
以前より土を入れることで、染料の役割としてまた紙の目をつめるために、など色々な紙を作っています。
その紙をご存じの方からの紹介でした。
今回、この紙を作る工程で土と同じように扱い、色々と試してみましたがいろんな問題点が次から次へと出てきて、とても楽しかったです。笑
普通、紙を漉く時間で適しているのは勿論、太陽光が差している明るい時間です。
しかしこの紙だけは違います。
漉き始めは一枚漉いては電気を消し、光る物質がきちんと入っているか確認しての繰り返し。
電気を消すと漉いた紙を重ねている紙床が様々な色を発します。
残念ながら漉くのに忙しくて紙床の写真はありません。
この写真は乾燥の時に撮った写真です。
明るい所では普通の落水紙に見えますが、
電気を消すと
他にも色々な柄がありますが、写真に収めたのは数枚です。
使い方でこの紙は広がると思います。
以上、紙漉思考室が手がけた紙の紹介でした。
※紙漉思考室ではこの紙の販売は致しておりません。