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by kamishikou
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楽しくて、きれいで、不思議な紙
紙漉思考室で純粋な昔からの紙作りは勿論、その技術を生かしてこんな紙も対応いたします。

これをなぜ和紙でする必要が・・・と思う方は多いと思います。

自分が作っていなかったら私もきっとそう思います。笑

普通に見ると和紙に見えるけど電気を消すと・・・。

自分でも以前ブログでお話していた紙のこと

http://kamishikou.exblog.jp/11879738/





その紙は光る和紙です。




光る和紙を作るきっかけになったのはこの土入り和紙でした。
楽しくて、きれいで、不思議な紙_d0171305_10151981.jpg


以前より土を入れることで、染料の役割としてまた紙の目をつめるために、など色々な紙を作っています。

その紙をご存じの方からの紹介でした。

今回、この紙を作る工程で土と同じように扱い、色々と試してみましたがいろんな問題点が次から次へと出てきて、とても楽しかったです。笑

普通、紙を漉く時間で適しているのは勿論、太陽光が差している明るい時間です。

しかしこの紙だけは違います。

漉き始めは一枚漉いては電気を消し、光る物質がきちんと入っているか確認しての繰り返し。


電気を消すと漉いた紙を重ねている紙床が様々な色を発します。

残念ながら漉くのに忙しくて紙床の写真はありません。


この写真は乾燥の時に撮った写真です。

楽しくて、きれいで、不思議な紙_d0171305_11155698.jpg



楽しくて、きれいで、不思議な紙_d0171305_11182054.jpg


明るい所では普通の落水紙に見えますが、
楽しくて、きれいで、不思議な紙_d0171305_11454744.jpg

電気を消すと
楽しくて、きれいで、不思議な紙_d0171305_11435479.jpg


他にも色々な柄がありますが、写真に収めたのは数枚です。

使い方でこの紙は広がると思います。

以上、紙漉思考室が手がけた紙の紹介でした。


※紙漉思考室ではこの紙の販売は致しておりません。
by kamishikou | 2011-04-07 12:00 | 研究諸々
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